クラウドストレージサービスの代表格といえばDropboxですが、「料金が高い」「容量が足りない」「機能がもっと欲しい」と感じている方もいるのではないでしょうか?
そのような思いがあるとすれば、Dropboxの代替サービスを探すタイミングなのかもしれません。
幸いなことに近年、Dropboxに負けない、あるいはそれ以上の機能やセキュリティを備えたクラウドストレージサービスが続々と登場しています。
この記事では、Dropboxの代替としておすすめのクラウドストレージサービスを厳選し、徹底比較しました。
それぞれのサービスの特徴やメリット・デメリットを分かりやすく解説し、最適なクラウドストレージ選びをサポートします。
Dropboxの代替!【図表で比較】おすすめ3選の特徴を分かりやすく解説
まずは、今回ご紹介するおすすめクラウドストレージ3選を、図表で比較してみましょう。
サービス |
ロゴ |
キャッチコピー |
メリット |
デメリット |
pCloud |
買い切り型ストレージ |
ライフタイムプランがお得・強固なセキュリティ対策・大容量プラン・メディア再生機能 |
無料プランの容量が少ない |
|
Google Drive |
|
Google Workspaceと連携が強力! |
Googleアカウントとの連携、オンライン編集機能が充実、共同作業がしやすい、無料プランの容量が多い |
セキュリティ対策は標準的 |
OneDrive |
新しいウィンドウで開くcommons.wikimedia.org OneDrive logo |
Microsoft Officeユーザーに最適! |
Microsoft Officeとの seamless な連携、Windowsとの親和性が高い、リーズナブルな価格設定 |
無料プランの容量が少ない |
Dropbox代替1. pCloud:ライフタイムプランでコスト削減!
pCloudは、スイスに拠点を置くクラウドストレージサービスです。
最大の特徴は、買い切りプラン(ライフタイムプラン) があること。
一度購入すれば、永続的に利用できるため、長期的に見るとDropboxよりもコストを抑えられます。
【pCloudの料金プラン】
pCloudの料金プランは以下のとおりです。
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個人向け
- Premium 500GB:年間プラン €49.99 / ライフタイムプラン €199
- Premium Plus 2TB:年間プラン €99.99 / ライフタイムプラン €399
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ファミリープラン(2TB):ライフタイムプラン €595 で、最大5ユーザーまで利用可能
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ビジネス向け
- Business:ユーザー1人あたり年間 €95.88
- 10TBのプランもあり
【pCloudのメリット】
pCloudにはさまざまなメリットがあります。
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買い切り型の料金プラン:pCloudはライフタイムプラン(最初に費用を払えばその後の支払いなし)
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大容量に対応: 最大10TBの大容量プランを提供
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強固なセキュリティ対策: クライアントサイド暗号化、ゼロ知識証明など、高度なセキュリティ対策機能
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メディア再生機能: クラウド上で音楽や動画を再生可能
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Dropboxからの移行が簡単: Dropboxのファイルを簡単にpCloudに移行
【pCloudのデメリット】
pCloudには、大きなデメリットはありませんが、使い方によっては以下の点がデメリットになります。
- 無料プランの容量が少ない(2GB)
- 購入時にまとまった費用がかかる
pCloudのデメリットについては、「pCloud やめとけ は本当?メリット・デメリットを徹底検証!【2024年最新情報】」で解説しているので、興味のある方はぜひ参考にしてください。
【DropboxとpCloudの比較】
項目 |
Dropbox |
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料金プラン |
月額/年額プランのみ |
ライフタイムプランあり |
無料プラン容量 |
2GB |
10GB |
セキュリティ対策 |
標準的 |
強固 |
大容量プラン |
最大5TB |
最大10TB |
メディア再生機能 |
なし |
あり |
pCloudは、長期的に利用したい方、セキュリティ対策を重視する方、大容量のストレージが必要な方におすすめです。
pCloudについては「買い切り型ストレージPCLOUD購入|生涯契約」で詳しく解説しているので、興味のある方はぜひ参考にしてください。
Dropbox代替2. Google Drive:Google Workspaceとの連携が強力!
Google Driveは、Googleが提供するクラウドストレージサービスです。
GmailやGoogleドキュメントなど、Google Workspace との連携が強力なのが特徴です。
【Google Driveのメリット】
- Googleアカウントとの連携による利便性
- オンラインでのファイル編集機能の充実
- 複数人での共同作業のしやすさ
- 大容量の無料プラン:15GB
【Google Driveのデメリット】
- セキュリティ対策は標準的
【DropboxとGoogle Driveの比較】
項目 |
Dropbox |
Google Drive |
無料プラン容量 |
2GB |
15GB |
オンライン編集機能 |
標準的 |
充実 |
Google Workspaceとの連携 |
なし |
あり |
セキュリティ対策 |
標準的 |
標準的 |
Google Driveは、Google Workspaceをよく利用する方、オンラインでのファイル編集機能を重視する方、無料プランで多くの容量を使いたい方におすすめです。
Dropbox代替3.OneDrive:Microsoft Officeユーザーに最適!
OneDriveは、Microsoftが提供するクラウドストレージサービスです。
Microsoft Office との seamless な連携が特徴で、WordやExcelなどのファイルをクラウド上で直接編集できます。
【OneDriveのメリット】
- Microsoft Officeとの seamless な連携
- Windowsとの親和性の高さ
- リーズナブルな価格設定
【OneDriveのデメリット】
- 無料プランの容量が少ない:5GB
【DropboxとOneDriveの比較】
項目 |
Dropbox |
OneDrive |
無料プラン容量 |
2GB |
5GB |
Microsoft Officeとの連携 |
なし |
あり |
料金 |
高め |
リーズナブル |
Google スプレッドシートにエクスポート
OneDriveは、Microsoft Officeをよく利用する方、Windowsユーザーの方におすすめです。
その他のDropboxの代替となりうるクラウドストレージ
Dropboxの代替として検討できるクラウドストレージは、まだまだたくさんあります。
主要サービスの特徴を、もう少し詳しく見ていきましょう。
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iCloud: Appleユーザー向けのクラウドストレージサービス。iPhone、iPad、MacなどのAppleデバイスとの親和性が高く、写真や動画、ドキュメントなどをシームレスに同期できます。iCloud Driveを使えば、Windowsパソコンからもファイルにアクセス可能。ただし、Androidとの互換性はありません。5GBまでは無料で利用できますが、それ以上の容量が必要な場合は有料プランに加入する必要があります。
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Box: 企業向けのセキュアなクラウドストレージサービス。高度なセキュリティ対策と管理機能が充実しており、大企業や組織での利用に適しています。ファイルの共有、共同作業、バージョン管理など、ビジネスに必要な機能が豊富に揃っています。個人向けプランもありますが、ストレージ容量が10GBと少なく、価格も高めです。
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SugarSync: 任意のフォルダを同期できるクラウドストレージサービス。Dropboxのように特定のフォルダだけでなく、パソコン上の任意のフォルダをクラウドと同期できるのが特徴です。複数のデバイス間でファイルを同期したり、バックアップを作成したりするのに便利です。ただし、料金はDropboxよりも高めで、無料プランはありません。
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MEGA: ニュージーランドに拠点を置く、大容量の無料プランが魅力のクラウドストレージサービス。なんと60GBもの無料ストレージを提供しています。ファイルの共有や同期、モバイルアプリなど、基本的な機能も充実しています。ただし、セキュリティ対策については、暗号化方式に独自技術を採用しているため、不安視する声もあります。
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SpiderOak: プライバシー重視の設計を売りにしたクラウドストレージサービス。ゼロ知識証明を採用し、ユーザーのデータは暗号化されて保存されるため、サービス提供者側でも内容を閲覧することができません。セキュリティ対策を重視するユーザーにおすすめですが、料金は高めで、無料プランはありません。
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Tresorit: エンドツーエンド暗号化でセキュリティ対策万全のクラウドストレージサービス。スイスの厳格なプライバシー保護法の下で運営されており、高いセキュリティレベルを誇ります。ビジネスプランでは、ファイルのアクセス権限を細かく設定できるなど、企業向けの機能も充実しています。個人向けプランもありますが、無料プランはありません。
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Sync.com: カナダの企業が提供する、強固なセキュリティ対策が特徴のクラウドストレージサービス。ゼロ知識証明を採用し、ユーザーのプライバシーを保護することに重点を置いています。無料プランは5GBまで。有料プランは、容量や機能によって複数のプランから選択できます。
これらのサービスも、Dropboxの代替として検討する価値があります。
それぞれのサービスのウェブサイトで詳細を確認し、あなたのニーズに合ったサービスを見つけてください。
Dropbox代替のクラウドストレージを選ぶポイント
自分にぴったりのクラウドストレージサービスを選ぶためには、以下のポイントを参考にしましょう。
1. 料金プラン
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無料プランの有無: まずは、無料プランの有無を確認しましょう。無料プランで試してみて、使い勝手を確認してから有料プランに移行するのも良いでしょう。
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有料プランの価格と容量: 有料プランの価格と容量は、サービスによって大きく異なります。必要な容量と予算に合わせて、最適なプランを選びましょう。
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ライフタイムプラン: 一部のサービスでは、買い切り型のライフタイムプランを提供しています。長期的に利用する場合は、ライフタイムプランの方がお得になる可能性があります。
2. 容量
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必要な容量: 写真、動画、ドキュメントなど、保存したいデータの容量を考慮して、必要な容量を確保できるサービスを選びましょう。
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容量の追加: 将来的に容量が足りなくなる可能性も考えて、容量を追加できるサービスを選ぶと安心です。
3. 機能
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ファイルの保存・共有: クラウドストレージの基本的な機能である、ファイルの保存と共有がスムーズに行えるか確認しましょう。
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ファイルのバージョン管理: 過去のバージョンを保存してくれる機能があると、誤ってファイルを削除したり、上書き保存したりした場合でも、復元することができます。
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オンラインでのファイル編集: クラウド上でファイルを直接編集できる機能があると便利です。
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セキュリティ対策: ファイルを安全に保管するために、セキュリティ対策が充実しているか確認しましょう。
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その他の機能: ファイルの同期、バックアップ、パスワード管理、OCR機能など、サービスによって様々な機能が提供されています。必要な機能が揃っているか確認しましょう。
4. セキュリティ対策
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暗号化方式: ファイルは暗号化されて保存されるため、万が一、データが漏洩した場合でも、内容を盗み見られる心配がありません。
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二段階認証: 二段階認証を設定することで、セキュリティを強化できます。
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アクセス制限: ファイルやフォルダへのアクセス制限機能があると、特定の人とのみファイルを共有したり、機密情報を保護したりするのに役立ちます。
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ゼロ知識証明: ゼロ知識証明とは、サービス提供者側でもユーザーのデータ内容を閲覧できない仕組みのこと。プライバシー保護の観点から、ゼロ知識証明を採用しているサービスを選ぶのも良いでしょう。
5. 操作性
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使いやすさ: 直感的に操作できる分かりやすいインターフェースであるか確認しましょう。
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UI/UX: 快適に利用できるUI/UXであるか確認しましょう。
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モバイルアプリ: モバイルアプリの使い勝手も重要なポイントです。
6. サポート体制
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日本語対応: 日本語でのサポートが提供されているか確認しましょう。
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問い合わせ対応: 問い合わせ方法や対応の迅速さなども確認しておくと安心です。
自分にぴったりのクラウドストレージサービスで、快適なファイル管理を実現しましょう!
今回の内容を参考に、上記のポイントを踏まえて、あなたのニーズに合ったクラウドストレージサービスを選んでください。
快適なファイル管理を実現し、より効率的に仕事を進めましょう!
まとめ|自分にぴったりのDropbox代替クラウドストレージで、快適なファイル管理を!
この記事では、Dropboxの代替となるおすすめのクラウドストレージサービスを、図表や比較を用いて詳しくご紹介しました。
改めて、今回ご紹介した3つのサービスの特徴を振り返ってみましょう。
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pCloud: ライフタイムプランでコスト削減!長期的に見ればDropboxよりお得に。強固なセキュリティ対策も魅力です。
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Google Drive: Google Workspaceとの連携が強力!Googleサービスをよく利用する方におすすめです。
-
OneDrive: Microsoft Officeユーザーに最適!WordやExcelなどのファイルをクラウド上で直接編集できます。
それぞれのサービスには、メリット・デメリットがあります。
今回の内容を参考に、最適なクラウドストレージサービスを選んで、快適なファイル管理を実現してください。