Notionが使いにくいのは、あなたの能力が足りないからではありません。
多機能で自由すぎるNotionは、そもそも合う人と合わない人が分かれるツールだからです。
私も2022年から使い、2025年に本気でデータベースを組もうとして諦めた側の人間です。
この記事では、続けるための整え方から、無理に続けなくていいと判断する基準までをまとめます。まずは、なぜ私が諦めたのかという話からです。
この記事のポイント
Notionが使いにくいのは相性の問題です。続けるなら機能を絞り、スマホは割り切る。合わないなら、もっと軽いツールへ乗り換えるのが正解です。
- スマホで重い・崩れる悩みは「閲覧・ちょい足し専用」と割り切ると解決に近づく
- 続けるなら、テンプレを1から作り込まず機能を絞る「ミニマル運用」にする
- 「整えること」が目的化して疲れたら、乗り換えを検討していいサイン
「Notionが使いにくい」と感じるのは、あなたのせいじゃない
Notionが使いにくいのは、あなたの努力不足ではなく、その多機能さと自由度があなたの使い方と噛み合っていないだけです。2022年から使ってきた私も、次の3つの壁にぶつかって手を止めました。
自由度が高すぎて「真っ白な画面」で手が止まる
Notionの自由度の高さは、慣れないうちは強みではなく重荷になります。
何でも作れるということは、裏を返せば「何から作ればいいか誰も教えてくれない」ということだからです。
私がつまずいたのは、まさにこの入り口でした。当時登場したばかりのNotion AI目当てで導入したものの、ノートをすぐ書いて整理したい私にとって、先にページをリンクでつなぎ構造を設計する準備が負担でした。書き始める前に設定を済ませる、という順番が、どうしても性分に合わなかったのです。
多機能すぎて「整えること」が目的になって疲れる
Notionを使っていると、いつの間にか仕事や生活ではなく「Notionを整えること」自体が目的にすり替わっていきます。これは意志が弱いからではなく、凝ったテンプレートを作れてしまうツールの魔力によるものです。
YouTubeやSNSで見かける、美しく作り込まれたデータベース。あれに憧れて真似ようとするほど、私は手間の割に得られるリターンが少ないと感じるようになりました。この整理に使っている時間で、普通に原稿を書いたほうが早いのではないか、と。
動作が重くて「サッとメモ」ができない
Notionは、思いついた瞬間にサッとメモを取る用途には向いていません。アプリの起動やページの表示に一瞬の待ちがあり、その一瞬が「メモしたい」という熱を冷ましてしまうからです。
私がNotionから気持ちが離れた決定打も、この「重さ」でした。特にスマホでは顕著で、開いて、読み込まれるのを待って、という数秒のあいだに、書きたかったことの半分を忘れてしまう点がメモツールとしては、一番つらいポイントでした。
スマホの問題は私にとって大きな悩みでもあったので、次の章でまとめて掘り下げます。
日本語入力や細かな使い勝手の引っかかり
Notionには、日常的に使うなかで地味に気になる細かな引っかかりもあります。ただし、これらは致命的な欠点というより「好みの範囲」に近いものです。
例えば、日本語入力時の変換の挙動や料金プランのわかりにくさなど、人によって気になる度合いは変わります。
この使い勝手については深く立ち入らず、あくまで「合わない理由の一つになり得る」程度に捉えておけば十分です。
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Notionがスマホで使いにくい理由と割り切りの整え方
スマホでの使いにくさは、「スマホでも完璧に使う」のをやめると一気にラクになります。閲覧とちょい足しはスマホ、しっかり編集はPCと割り切るのが最も現実的だからです。まず何が起きているかを整理し、3つの割り切り方を紹介します。
スマホだと何が起きるのか
スマホでNotionが使いにくくなる原因は、画面の小ささとPC前提の設計にあります。PCで快適に組んだページほど、スマホでは表示が破綻しやすいという皮肉な関係です。
具体的には、次のようなことが起こります。
- PCで横に並べたカラム(段組み)が、スマホでは縦一列に潰れ、全体を見るのに延々スクロールが必要になる
- データベースやテーブルビューが画面に収まらず、横スクロールしないと中身が読めない
- ブロックの並べ替えなどの操作が、指だと誤爆しやすい
- アプリの起動やページ表示に一瞬の待ちがあり、サッとメモができない
私がNotionから離れる決め手になったのも、この最後の「重さ」でした。スマホで開いて、読み込みを待っているあいだに、書こうとしていたことを忘れてしまう。メモしたい熱が冷める前に書けないのは、メモツールとして致命的だと感じました。
スマホの使いにくさを解消する3つの割り切り方
スマホの不満は、次の3つの割り切りでかなり解消できます。共通する考え方は「スマホに全部やらせない」ことです。
閲覧・ちょい足し専用と割り切る
最もラクになる整え方は、スマホでの役割を「見る」と「軽く足す」だけに限定することです。編集や構造づくりはPCでやると決めてしまえば、スマホの崩れや操作性に悩まされる場面そのものが減ります。
これはNotionの公式ヘルプでも、AIによる検索結果でも定番として案内されている考え方です。移動中にメモを見返す、ひと言だけ追記する、といった用途に絞る。作り込みはPCに戻ってから、と切り分けるだけで、スマホへの不満はかなり解消します。
スマホ用にページ構成をシンプルにする
スマホで見るページは、あらかじめ構成をシンプルにしておくと崩れにくくなります。カラムを多用した凝ったレイアウトほどスマホで破綻するので、縦一列で読める素直な構成にするのがコツです。
具体的には、段組みを減らして上から下に読める形にする、開閉できるトグルを使って情報を折りたたむ、よく開くページはお気に入りに登録して探す手間を省く、といった工夫が有効です。スマホで見る前提のページと、PCで作り込むページを分けてしまうのも一つの手です。
それでも重いときの対処
動作の重さが気になるときは、ページそのものを軽くするのが根本的な対処になります。1ページに大量のブロックや画像、埋め込みを詰め込むほど表示は重くなるからです。
使っていない古いページを整理する、画像や埋め込みコンテンツを減らす、1ページを役割ごとに分割して1枚あたりを軽くする。こうした地道な整理で、表示のもたつきは和らぎます。それでも「サッとメモ」の軽さが戻らないと感じるなら、メモ用途だけ別の軽いアプリに任せるという選択肢もあります。スマホでのメモを効率化したい方は、スマホメモにおすすめの無料アプリもあわせて参考にしてください。
それでもNotionを続けるなら機能を絞る「ミニマル運用」にする
Notionを続けるなら、機能を全部使おうとせず思い切って絞るのが長続きのコツです。
使いにくさの正体は多機能さなので、最初から減らして使えば迷いも疲れも生まれにくくなります。
特に大事なのは、凝ったデータベースを1から自作しないことです。私が疲れたのも、この「作り込み」に時間を奪われたからでした。
公式や有志のテンプレートをそのまま使い、複雑な関数やリレーションには手を出さず、まずは箇条書きのメモから始める。これだけで、Notionはずっと扱いやすくなります。
やることを最小限に保つなら、例えば次のような割り切りが有効です。
- ページは階層を深くしすぎず2階層までにとどめる
- データベースは「表を1枚だけ」に限定する
- テンプレートは自作せず既製のものを流用する
機能を足すのは、本当に必要になったときで十分です。
逆に「せっかくだからNotionをしっかり使いこなしたい」という方は、別の記事で使い方のコツを詳しくまとめています。使いこなせないと感じる原因への向き合い方も含めて、Notionを使いこなせないと感じる人向けの使い方解説をご覧ください。この記事では、これ以上は深入りせず先へ進みます。
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Notionが合う人・合わない人
ここまで試しても「やっぱり合わない」と感じるなら、Notionをやめる判断をしていいタイミングです。ツールは目的を果たすための道具であり、道具に自分を合わせ続ける必要はないからです。ここでは、続けるべきか離れるべきかを冷静に見分ける材料をまとめます。
まず前提として、Notionは決して悪いツールではありません。合う人には唯一無二の相棒になります。問題は、あなたの使い方や性格と噛み合うかどうかだけです。向き不向きを、正直に並べます。
Notionが向いている人・向いていない人
Notionは、情報を構造的に整理するのが好きな人に向き、とにかく速くメモしたい人には向きません。この違いは能力の差ではなく、思考のスタイルの差です。
| タイプ | Notionが向いている人 | Notionが合いにくい人 |
|---|---|---|
| 使い方 | 情報を整理・構造化するのが好き | 思いついた瞬間にサッと書きたい |
| 作業環境 | 主にPCで腰を据えて使う | スマホで使う時間が長い |
| ツールへの姿勢 | 作り込みや設定そのものを楽しめる | 設定に時間をかけず本題に入りたい |
| 用途 | データベースで案件やタスクを一元管理 | 軽いメモ・下書きが中心 |
私は完全に右側の人間でした。書く前の設定が性分に合わず、スマホでの重さが決定打になった。もしあなたも右側に多く当てはまるなら、それはNotionを使いこなせないのではなく、単に合っていないだけです。
乗り換え先を選ぶ3つの基準
乗り換え先を選ぶときは、機能の多さではなく「続けられるか」を基準にするのが失敗しないコツです。多機能なツールに乗り換えても、また同じ「使いこなせない」を繰り返すだけだからです。見るべき軸は、次の3つに絞れます。
- 動作の軽さ:思いついた瞬間に書けるか。起動や表示でストレスを感じないか
- 学習コストの低さ:説明書を読まなくても、直感で使い始められるか
- 自分の使い方との一致:メモ中心なのか、管理中心なのか。用途に対して機能が過剰すぎないか
代替ツールそれぞれの詳しい比較は、別の記事で判断軸ごとに掘り下げています。個人向け・無料・オフラインといった条件で選びたい方は、Notion代替で後悔しないための判断軸と5ツール比較を参考にしてください。ここでは、私が実際に選んだ1つだけを紹介します。
学習コストが低くて「整う」選択肢はAmplenote
私がNotionのあとにたどり着いたのは、Amplenoteという海外製のノートアプリでした。決め手は、多機能さではなく、その逆の「軽さと分かりやすさ」です。
Notionで私が抱えていた不満は、Amplenoteでほぼ解消しました。何よりノートが軽く、思いついた瞬間にサクサク書ける。書く前に構造を設計する必要もありません。さらにカレンダーと連携できるので、メモと予定を一つの場所で扱えるのが手軽でした。Notionで整えることに費やしていた時間が、そのまま書く時間に戻ってきた感覚です。
もちろん、Amplenoteが誰にとっても正解とは限りません。日本語の情報がまだ少なく、日本製アプリのような手厚さを期待すると戸惑う場面もあります。それでも「設定に疲れず、軽く書けるツールがいい」という私の優先軸には、はっきり合っていました。次に、実際に使った本音をもう少し具体的にお伝えします。
Amplenoteに移って一番実感したのは、ツールを疑わずに済む安心感でした。Notionを使っていた頃は、開くたびに「重いな」「また崩れてる」と小さなストレスがありました。今は、書きたいと思ったら開いて書くだけです。当たり前のようでいて、この当たり前が、Notionでは手に入りませんでした。
もしあなたが、Notionの自由度や多機能さに疲れてしまったのなら、私と同じように「シンプルで軽いツール」が合うかもしれません。無料で試せるので、乗り換えの候補として一度触ってみる価値はあります。
Notionの自由度の高さがしんどかった人には、構造がシンプルなAmplenoteが合うことが多いです。筆者もNotionと比較したうえで、学習コストの低さでAmplenoteを選びました。
※紹介リンクを含みます
Notionの使いにくさに関するよくある質問
最後に、Notionの使いにくさについて多い疑問に、結論からお答えします。検索でよく見かける5つの質問を選びました。
Notionがスマホで使いにくいのはなぜ?対処法は?
画面が小さくPC前提で設計されているため、スマホではレイアウトが崩れやすいのが理由です。PCで横に並べたカラムが縦一列に潰れたり、データベースが画面からはみ出したりします。対処法は、スマホを閲覧・ちょい足し専用と割り切り、編集はPCで行うこと。スマホで見るページは段組みを減らし、縦一列で読めるシンプルな構成にしておくと崩れにくくなります。
Notionが重いんですが軽くできますか?
1ページあたりの中身を減らせば、表示はある程度軽くできます。動作が重くなる主な原因は、1つのページにブロックや画像、埋め込みを詰め込みすぎていることです。使っていない古いページを整理し、画像や埋め込みを減らし、1ページを役割ごとに分割してみてください。それでもサッとメモの軽さが戻らない場合は、メモ用途だけ別の軽いアプリに任せるのも現実的な選択です。
Notionを使いこなせないのは能力のせいですか?
いいえ、能力の問題ではなく、ツールとの相性の問題です。Notionは自由度が高く多機能なぶん、速く書きたい人や設定に時間をかけたくない人には合いにくい構造をしています。使いこなせないと感じるのは、あなたの努力不足ではありません。それでも使い方を工夫して続けたい場合は、Notionを使いこなせないと感じる人向けの解説で具体的なコツを紹介しています。
Notionをやめたいけど続けるべき?
整えること自体が目的になって疲れているなら、やめる判断をしていいサインです。ツールは目的を果たす道具であり、道具に自分を合わせ続ける必要はありません。判断軸はシンプルで、動作の軽さ・学習コストの低さ・自分の使い方との一致の3つ。この3つでNotionに不満が多いなら、乗り換えを検討する価値があります。乗り換え先の比較はNotion代替の判断軸と5ツール比較にまとめています。
Notionの代わりにおすすめのツールは?
軽さと分かりやすさを重視するなら、私はAmplenoteを選びました。思いついた瞬間にサクサク書け、書く前に構造を設計する必要がなく、カレンダー連携も手軽だからです。ただし用途によって最適なツールは変わります。メモ中心か管理中心か、無料かオフライン対応かといった条件で選びたい方は、代替ツールを判断軸ごとに比較した記事を参考にしてください。
「Notionを使いこなせない自分」を責めなくていい
Notionが使いにくいのは、あなたの能力のせいではなく相性の問題です。続けるなら機能を絞ってスマホは割り切る、合わないなら軽いツールへ乗り換える。どちらを選んでも間違いではありません。私自身、作り込みに疲れてAmplenoteに移り、書く時間が戻ってきました。大切なのは、完璧なツールを探すことではなく、あなたが自然に続けられる仕組みを選ぶことです。
あわせて読みたい記事として、乗り換え先をじっくり比較したい方はNotion代替の判断軸と5ツール比較、Notionを工夫して使い続けたい方はNotionを使いこなせないと感じる人向けの使い方解説、私が移ったツールの実際を知りたい方はAmplenoteを3年使った本音レビューをご覧ください。
道具を増やしても、片づかないと感じたら
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