ブログ記事の文章校正は重要です。
リズムの悪い文章は、読者にとっては負担となり、ページ離脱の確率を高める要因となります。
また、誤字・脱字はコンテンツの信頼性低下の要因にもなります。
この記事では、プロのWebライター歴4年・ディレクション歴1年のizumiが、文章校正・誤字脱字の予防法や対策について解説します。
Webライターの方はもちろんですが、企業のWeb担当者の方にとっても参考にしていただけるでしょう。
目視・音読
Webライター・Web担当者自身で校正をする方法は、目視と音読です。
どちらかといえば目視をする方の方が多いかもしれません。
音読をすると、文章のリズムのよしあしや冗長表現が簡単に確認できます。
また、Wordなどの音読機能を活用するという方法もあります。
校正ツール
校正ツールは、ソフトウェアやAIなどの力で誤字脱字や表現方法の確認ができるツールです。
さまざまなツールが公開・販売されており、機能・操作性はさまざまです。
機会による作業であるため、2022年現在では100%の操作性は期待できませんが、うまく利用すれば校正作業を効率化できます。
校正担当者をつける
校正担当者に校正を依頼する方法は、以下の方法があります。
- クラウドソーシングで校正者を採用する
- 校正サービスつきのコンテンツ作成代行業者に記事発注を着ける
- 自社で校正専門の担当者を専任する
集客や売上アップを目指す記事を投稿する際には、SEO対策やWebライティングの知識をもった校正者が望ましいでしょう。
文章校正・誤字脱字にオススメのツール5選
私は、ライターとして誤字・脱字を少しでも減らすための方法がないかとずっと考えてきました。もちろん慎重に自分で文章を読み直すことが重要なポイントになるのですが、ツールを使用することで作業を効率化できます。
Shodo：Webライターや少人数チームにオススメ
定額制の校正ツールを個人的にいろいろ使用してきましたが、そのなかで最も使用しやすいと感じたのはshodoです。
shodoは、AIによって誤字・脱字や表記揺れなどを自動的にチェックして、修正ポイントを教えてくれるサイトです。
無料プランと有料プラン（月額1,000円）の2種類のプランがあります。
AtokPassPort：Webライターにオススメ
個人的にWebライターに最もオススメするツールはAtokPassPortです。
AtokPassPortは、IMEツールでありいわゆる「校正ツール」ではありません。しかし、日本語の予測変換機能がとても優れていることに加え、タイプミスを自動的に修正する機能を搭載しているため、入力ミスを軽減できます。
私がライティングの際に使用したツールのなかで最も満足度の高いツールです。
さらに、AtokPassPortを使用すると、校正ツールも利用できます。
文章校正の際に見るべきポイント
文章校正は、見るべきポイントがいくつかあります。ポイントを簡単にまとめているので、確認してください。
これらの校正ポイントを元にあらかじめレギュレーションを作成しておくと、校正作業の際に手間が大きく省けます。
誤字・脱字
誤字・脱字は、校正の最も基本となる部分です。
漢字の変換ミス・打ち間違い・打ち飛ばしなど誤字・脱字にもさまざまなタイプがあります。
漢字の開き方
漢字に変換すべきところとひらがなのままにすべき所を、サイトとして統一することはとても重要なことです。さらに、読者にとって最も読みやすいバランスで調整をすることも意識しましょう。
一般的に漢字とひらがなの割合が30：70が望ましいとされています。
ただし、女性向け・企業向け・シニア向けなど、ターゲットとなる年代や階層別にひらがな・漢字の使用率の使い分けを意識できれば理想的です。
表記揺れ
表記揺れは、送り仮名・外来語・商品名などでよく発生します。
- 貸倉庫：貸し倉庫
- マネージメント：マネジメント
- Amazon：アマゾン
Googleのロボットは表記揺れがあってもきちんと認識できるといわれていますが、表記揺れを気にする読者もいるので統一させるようにしましょう。
記者ハンドブックやNHK 漢字表記辞書を参考にするという方法もあります。
業界用語
一般消費者に向けてコンテンツを投稿する際には、業界用語を使用すべきではありません。業界用語を使用することによって、読者がコンテンツの内容を理解できなくなり、興味を失わせてしまうためです。
一方で、ビジネス向けの特定の層に向けたコンテンツを投稿するさいには、業界用語を用いても問題ありません。むしろ、業界用語を正しく使用することで、専門性があることをアピールできます。
差別表現
差別表現は、いかなる理由があれNGです。
企業が発信する公式なコンテンツに差別表現が含まれていると、インターネット上の炎上やブランド力低下につながるリスクもあります。
一般名しかしてしまっている差別表現もあるため、慎重な対応が求められます。
語尾のリズム
文章表現が単調になると、リズムが悪く読みづらい文章になります。
「～です」「～ます」の3連続使用・体言止めの乱用などに注意しましょう。
文章の長さ
1文が長くなると、読者が内容を理解しづらくなります。また、長文を書いていると、どうしても主述がねじれやすいという問題もおこります。
助詞の連続使用
助詞の連続使用をすると、文章の意味をつかみづらくなります。
例外的に「の」の2連続は問題ありませんが、そのほかの助詞は連続しないようにしましょう。
まとめ
インターネットでコンテンツを公開する際には、どこに出しても恥ずかしくない文章を出すことが重要です。
したがって、誤字・脱字のチェックは、非常に重要な項目といえるでしょう。
誤字・脱字をチェックするためには、まずWebライターが自分自身でチェックすることが重要です。このとき、ツールやサービスをうまく活用すると、精度を高められます。
ただし、ツールは完璧ではありません。ツールを過信せずにうまく活用することもまた重要なポイントです。
izumi