Web担当者になったら…記事の発注依頼の前にやるべきこと

中小企業では、営業担当者や一般事務の担当者が急にWeb担当者を任命されることもあるかと思います。

多くの方は、Webで売上を上げるようにいわれても、どのように成果をあげればよいのか見当もつかないのではないでしょうか?

実際、私は前職で営業職として勤務していたとき、ブログの執筆・リスティング広告の運用・グーグルアナリティクスの管理を担当するようにいわれました。

当時は、現在のようにWebライターやディレクターとして活動する前のことだったため、何から手をつければよいかわからず、ひたすら業者の方にアドバイスを求めていました。

幸い、私の場合はとても業者さんが親身になってくださったのですが、Web担当者が知識をもっていないとなかなかWebでの成果はあらわれにくいものです。

この記事では、Webライター歴4年・ディレクター歴1年の私が、Web担当者になったらなにをすべきかについて解説します。

Web担当者の対応範囲とは?

Web担当者の仕事は多岐にわたります。また、担当者になったときにどんな業務を担うのかについては、ケースバイケースで異なります。

Web担当者の目的は、Webコンテンツを管理して自社の売上屋企業価値を高めることにありますが、全体像が見えていないと業務の内容が把握しづらい面もあるため、まずはWebの全体像をみてみましょう。

コンテンツ運用

コンテンツ運用は、主にブログの投稿・リライトを指すケースが一般的です。

現在は、大半の企業がCMSといわれるWebサイトマネジメントシステムを導入しており、コーディングなどの専門的な知識がなくてもブログ運用が可能となっています。

したがって、エンジニアなどの技術者じゃなくてもコンテンツの運用を依頼されるケースは珍しくありません。特に営業・マーケティング・広報などのスタッフは、自社商品に関する知識をブログに反映することで魅力的なコンテンツを発信できる可能性があります。

SNS運用

企業公式のTwitter・Facebook・Instagram・YouTubeなどの運用を任されるケースもあります。SNSの運用は、認知度のアップやブランディングだけでなく、集客や売上アップにもつながります。

広告運用

インターネット広告には、さまざまな種類があります。最も代表的なものは検索連動型広告(リスティング広告)とディスプレイ広告です。そのほかに、SNS広告・アフィリエイト広告・アプリ広告・動画広告などがあります。

Web担当者としてもっとも担当する可能性が高いのは、検索連動型広告です。

検索連動型広告では、効率よくアクセスを集めるために利用者の検索ワードを分析して予算を効果的に配分できるよう調整をおこないます。

Web担当者になったらすべきこと

Web担当者になったときに、私が最も困ったのは何を調べてどのような作業をすればよいのかわからないということでした。この章では、当時の私自身にアドバイスするような思い出、Web担当者になったらすべきことを解説します。

Web運用の目的・意図を明確にする

Web運用の目的・意図は、掘り下げて考える必要があります。

一般的には売上・集客のアップかブランディングが目標になりますが、それだけでは不十分です。

  • ターゲットとなる顧客層は?
  • どの商品・サービスをどれだけ販売したいか?
  • Web運用にどの程度の予算を使えるか?

上記のポイントを最初に押さえると、効果的・効率的にWeb運用を進められるでしょう。

自社商品・サービスの理解と競合リサーチ

Web上で商品・サービスの販売や集客を図るためには自社と他社についてのリサーチをおこなう必要があります。

もともと営業やマーケティングを担当されている方の場合、日頃から意識されていることだとは存じますが、注意しなくてはならないのはオフラインとオンラインとでは強みや競合が異なるケースが多いということです。

例えば、ソファ販売を例に考えてみましょう。

オフラインで競合するのは近隣の家具店・ショッピングモール・雑貨店などですが、オンラインではさらに全国の家具店やオンライン専門の販売店なども競合します。

インターネットを検索するユーザーがどのようなニーズをもっているのかをリサーチして、インターネットのニーズにあわせてコンテンツや広告を展開する必要があります。

ちなみに、インターネット上のニーズを把握するには、SEOツールを用いると便利です。私は、SERankingというツールを用いて、検索数のニーズ・競合業者のニーズを把握しています。

SEOやコンテンツの理解を深める

コンテンツ運用をおこなうには、ご自身で記事を執筆する方法と外部のWebライターを活用する方法があります。

どちらの場合にも共通していえることは、Web担当者もSEOやWebライティング(コンテンツ)の知識をもっておいた方がよいという点です。なぜなら、記事をご自身で書く場合はもちろんですが、Webライターに依頼する場合もコンテンツに関する知識がなければ、売上アップや集客を図ることが難しいためです。

外部のライターや広告運用のディレクションをする場合、プラットフォームやサービスの詳細についても理解しておきましょう。

コンテンツについてどのように理解を深めればよいかわからないという方は、「失敗しないWebライター外注方法|プロのライターが解説」にてWebライターの依頼方法を解説しているのでぜひ参考にしてください。

コンテンツの作り方についてもWeb担当者が知っておきたいポイントはたくさんありますが、特に重要なのは以下の項目です。

経過を確認する

コンテンツを公開したり広告を出稿したりすると仕事が終わったという感覚になるかもしれませんが、本当に大切なことは成果の確認です。Googleアナリティクス・サーチコンソール・そのほかSEOツールなどを用いて、成果を確認しましょう。

Web運用のメリットの一つが反響を確認しながら微調整を加えられることです。

思うように成果が伸びていないコンテンツや広告については内容を変更して、成果をの最大化を図ってください。

また、Webコンテンツは執筆した後に状況が変化する場合があります。例えば、新商品の発売・価格変更・サービス内容の変更などです。これらに対応するためには、過去に公開した記事のリライトも必要です。

サービス改善の検討

Webからの成果が思うように伸びない場合に、Web上の施策よりも商品やサービス力に問題がある場合があります。あるいは、Webの分析をしているうちに自社商品・サービスに足りないものが見つかることもあります。

これらの改善のために自社サービスの改善をおこなったり、社内で提案したりすることも重要です。

オンラインでの売上を上げることを強く意識するとどうしても意識がオンラインのみに集中しがちですが、サービス全体を意識することでWebでの成果も上がりやすくなります。

Web担当者になったら:まとめ

未経験者がWeb担当者になったときには、多くの方は戸惑いを感じられるかもしれません。しかし、アウトソーシングやWebツールが利用できるおかげで、プログラミングやWebデザインのできない方でも、かなり幅広くインターネット施策に携わることが可能です。

これらのインターネット業務は、どの業者においても通用するスキルであるため、業務を通じて知識を得られるのは大きなチャンスでもあります。実際、私自身が前職でのWeb担当者での経歴をいかしてWebライティングやディレクションをフリーランスとしておこなっています。

営業やマーケティングなどの従来の業務との兼業はとても大変なことかと存じますが、ぜひ前向きにとらえてWeb業務にチャレンジしてください。