「Notionでマインドマップって、作れるの?」
——結論から言うと、作れます。ただし正直に言うと、得意ではありません。
私はWebライターとしてSEO記事を書く前に、リサーチで散らかった情報を放射状に並べて全体像をつかむため、マインドマップを使ってきました。フリーランス在宅ワーク歴9年、ふだんの思考整理もNotionやObsidianに集約している側の人間です。だからこそ「Notionで完結できたら」と何度も試しました。
でも、Notionでマインドマップを作る方法は、データベース・Mermaid記法・外部ツール連携の3つ。どれも一度は触ってみて、正直「放射状に広げられず、動作も重くて続かなかった」というのが私の実感です。この記事は、その3つを実際に試してどこまでできて、どこで割り切るべきかを見極めた実践レポートです。
この記事のポイント
Notionにマインドマップのネイティブ機能はなく、3つの方法で「それっぽく」作れますが、放射状の自由配置は苦手です。
- 作り方は3つ:データベース(ツリー化)・Mermaid記法・外部ツール連携(XMind/MindMeister/Whimsical)
- 「notion xmind 連携」など外部ツール連携は埋め込みで対応可能。ただしNotion内で完結はしない
- 放射状に自由配置したい・動作の重さが気になるなら、専用ツールのほうが速い場面もある
最終更新:2026年7月12日
Notionにマインドマップ機能はある?
Notionに「マインドマップ」という専用機能はありません。
ボタン一つで放射状の図が広がるような、XMindやMindMeisterにあるネイティブ機能は搭載されていないのが2026年時点の実態です。
ではなぜ「notion マインドマップ」で検索する人が後を絶たないのか。
それは、ノート・タスク・議事録をぜんぶNotionに集約している人ほど「思考の発散もNotionでやりたい」と考えるからです。
私もその一人でした。
ツールを増やさず、第二の脳の中で完結させたい——この気持ちは、Notionを使い込んでいる人なら共感できるはずです。
ただ、機能がないからといって、まったく作れないわけでもありません。
Notionには、マインドマップを「それっぽく」再現する方法が3つあります。
データベースのサブアイテムでツリー状に組む方法、Mermaid記法というコードで描く方法、そして外部の専用ツールと連携して埋め込む方法です。
次の章から、この3つを私が実際に作ってみた手順とあわせて、一つずつ見ていきます。先に言っておくと、どの方法にも「ここは割り切るしかない」という限界があります。その限界も包み隠さず書くので、自分の用途に合う方法を選ぶ材料にしてください。
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有料ツールに課金したまま、使わなくなったことはありますか?
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Notionでマインドマップを作る3つの方法【実際に作ってみた】
Notaでマインドマップを作る方法は、データベース・Mermaid記法・外部ツール連携の3つです。手早く階層を整理したいならデータベース、コードに抵抗がなければMermaid、本格的な図が必要なら外部ツール連携が向いています。以下、私が3つとも実際に触ってわかった手順と限界をセットで書きます。
方法1:データベースのサブアイテムでツリー化する
1つ目は、データベースを使って親子関係でツリー状に組む方法です。マインドマップというより「折りたためる階層リスト」に近い形ですが、Notion内で完結します。
手順はシンプルです。データベースを作り、設定からサブアイテムをオンにするだけ。各項目にサブアイテムを足すと、親の下に子がぶら下がり、三角のトグルで開閉できるツリーになります。
良いところは、各ノードがそのままNotionのページになる点です。項目をクリックすれば詳細メモやリンク、画像を書き込めるので、情報を「深掘りする」用途なら専用ツールより便利な場面もあります。
実際にリサーチ内容を並べてみて物足りなかったのは、放射状に広がらないことでした。サブアイテムは上から下へ伸びる縦のリストで、項目が増えるほど下に長くなり、全体を一望する感覚は得られません。
結局、メモの整理には使えても発想を広げる用途では手が止まり、この方法だけで続けることはありませんでした。
方法2:Mermaid記法(コード)で描く
2つ目は、Mermaidという記法を使い、コードでマインドマップを描く方法です。テキストを書くだけで図が生成され、見た目はいちばんマインドマップらしくなります。
やり方は、コードブロックを追加して言語にMermaidを選び、決まった書式でノードを書くだけです。「mindmap」と宣言し、インデントで階層を表すと、中心から枝が伸びた図がプレビューされます。1位のnoteの体験記でも紹介されている、Notionでいちばん図らしくなる方法です。
コードに抵抗がなければ、キーボードだけで素早く階層を組めるのが強みです。手でノードを配置する必要がなく、書いた順に構造ができていきます。
図はきれいに出るものの、生成された図の上でノードを直接ドラッグして動かせません。位置や枝の向きを微調整したいときは、そのつどコードに戻って書き換える必要があり、思いついた形にサッと変える手軽さはありませんでした。
各ノードに書けるのは短いキーワード中心で、長い文章やリンクを枝に埋め込むのも苦手です。発散のスピード感を求めると、コードとの往復がじれったく感じました。
方法3:外部ツールと連携する(XMind/MindMeister/Whimsical)
3つ目は、専用ツールで作ったマインドマップをNotionに埋め込む方法です。「notion xmind 連携」で検索する人が多いように、Notion内の機能で満たせない部分を外部ツールで補う、最も本格的な図が作れるやり方です。
基本の流れはどのツールもほぼ同じです。専用ツール側で共有リンクを発行し、Notionのページで/embedと入力してそのリンクを貼り付けると、マインドマップがページ内に表示されます。
| ツール | Notionへの埋め込み手順 | 特徴 |
|---|---|---|
| XMind | Share → Share to web → リンクをコピー → Notionに /embed で貼付 | 無料でも使え、デザイン性が高い。Web共有リンクの発行が必要 |
| Whimsical | Share → Copy Link → Notionに /embed で貼付 | 元のボードを更新すると埋め込み側にも反映されやすい |
| MindMeister | 共有メニューからリンクを取得 → Notionに貼付(埋め込み可否は要確認) | マインドマップ専用ツール。表示形式はプランや設定で変わる |
埋め込むと、Notionのページ上でマインドマップを見られるようになります。データベースやMermaidでは出せない、放射状に自由に配置された本格的な図を、Notionのページ内に置けるのがこの方法の強みです。
図がきれいに埋め込める一方で、これは「Notionでマインドマップを作っている」とは少し違います。実際に編集するのは外部ツール側で、Notionはそれを表示しているだけ。結局アプリを往復することになり、Notion内で完結したいという当初の願いは叶いませんでした。
ツールが1つ増える以上、管理する場所も増えます。「Notionにまとめたいのに、マインドマップだけ別の場所にある」という状態は、一元管理したい人ほど気になるはずです。
Notionでのマインドマップはどの方法がいい?
結論は用途で分かれます。手早く階層を整理したいならデータベース、図らしさ重視ならMermaid、本格的な図が要るなら外部ツール連携です。下の早見表で、自分の目的に近いものを選んでください。
| 比較軸 | データベース | Mermaid記法 | 外部ツール連携 |
|---|---|---|---|
| できあがる形 | 縦方向のツリー(階層リスト) | 中心から枝が伸びた図 | 放射状の本格的な図 |
| 手軽さ | 高い(クリックだけ) | 中(コードを書く) | 低い(別ツールが必要) |
| 向いている用途 | 整理・深掘り | 手早く図にする | 発散・共有 |
| Notion内で完結 | 完結する | 完結する | 完結しない(往復あり) |
| 放射状の自由配置 | できない | 限定的(ドラッグ不可) | できる(ツール側で) |
選ぶ基準はシンプルです。とにかくNotionの中だけで済ませたいなら、データベースかMermaidの2択。多少手間でも見栄えのする放射状の図がほしいなら、外部ツール連携に踏み出す形になります。
ただ、この表を作りながら私自身が改めて感じたのは、どの方法も一長一短で「これなら文句なし」という決定打がないことでした。次の章では、3つに共通してつきまとう「残念なところ」を、正直にまとめておきます。
Notionマインドマップの残念なところ正直レビュー
Notionでマインドマップを作るときの最大の壁は、放射状に自由配置できないことと、動作が重くなりがちなことです。3つの方法を試して共通して感じた「ここは割り切るしかない」という点を、正直にまとめておきます。作り方の記事では触れられにくい部分ですが、選ぶ前に知っておくと後悔しません。
放射状に自由配置できない
いちばん残念だったのは、ノードを思うままに放射状へ広げられないことです。マインドマップ本来の魅力は、中心から四方八方へ枝が伸び、全体を一目で見渡せること。ですがデータベースは縦のリスト、Mermaidはコード生成のため、手でノードをドラッグして好きな位置に置く感覚は得られません。
リサーチした情報を放射状に並べて全体像をつかみたかった私にとって、これは致命的でした。頭の中では四方に広がっているのに、画面上では上から下へ伸びていくだけ。発想を広げる道具としては、どうしても手が止まってしまいます。
動作が重く、修正のたびに手間がかかる
もう一つは、扱う情報が増えるほど動作が重く感じられ、組み替えのコストも高いことです。ノードが多くなるとページの表示がもたつき、Mermaidなら微調整のたびにコードへ戻る必要があります。
マインドマップは「思いついた順に足して、あとで並べ替える」使い方が本領です。ですがNotionでは、その並べ替えのたびに一手間かかる。この摩擦が積み重なって、私は結局この方法を日常的に使い続けることができませんでした。手書きや専用ツールなら一瞬でできる組み替えが、ここでは重荷になります。
割り切って使うなら、コツは3つあります。ノードの文字は短いキーワードにとどめる、色分けやアイコンで枝を見分けやすくする、よく使う構造はテンプレート化して毎回ゼロから作らない。これだけで、Notion内でも「整理」用途なら十分実用に耐えます。
要は、放射状の発散はあきらめて「階層の整理」に用途を絞ること。この割り切りができれば、Notionのマインドマップは意外と長く使えます。
マインドマップそのものに懐疑的な方は、マインドマップは役に立たない?3つの失敗例と対策もあわせて読むと、自分に合う使い方が見えてきます。発散はマインドマップ、収束はロジックツリーと使い分けたい場合は、ロジックツリーとマインドマップで思考整理する方法が参考になります。
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Notion AIでマインドマップは作れるか
2026年3月から、Notion AIで図やダイアグラムを生成できるようになりました。ただし現時点では、思いどおりのマインドマップを一発で作る用途には、まだ発展途上というのが正直なところです。しかもこの機能には見落としがちな条件があります。
Notionは2026年3月9日に、AIで画像・チャート・ダイアグラムをページ内に直接生成する機能を追加しました。ページの内容を読み取って「この内容をフローチャートにして」と頼めば、文脈に沿った図を作ってくれる点は、他のAIツールにない強みです。マインドマップ的な図解も、この射程に入ってきました。
このAI画像生成は、2026年時点でBusinessプラン(月20ドル/ユーザー)とEnterpriseプランでしか使えません。無料プランやPlusプランを使う個人には、そのままでは手が届かない機能です。マインドマップのためだけに上位プランへ上げるかは、費用に見合うかをよく考える必要があります。
もう一つ押さえておきたいのは、AIが得意なのはあくまで「図を描く」ことで、放射状にノードを足しながら発想を広げる作業には向いていない点です。生成された図を手でドラッグして育てていくような、マインドマップ本来の使い方はまだ難しいと感じました。
私が試した範囲では、Notion AIに「Mermaid記法でマインドマップを書いて」と指示する使い方が現実的でした。ゼロから書式を覚えなくてもコードを用意してくれるので、方法2のハードルを下げる補助としては役立ちます。ただ、これも結局はMermaidの図なので、放射状に自由配置できない・重いという方法2の限界はそのまま引き継ぎます。
Notion × Miro / Heptabase という選択肢
Notionの中だけで完結しないなら、専用ツールを併用するのが結局いちばん速い場面があります。なかでもMiroとHeptabaseは、Notionの弱点である放射状の自由配置を得意とする代表格です。それぞれ性格が違うので、用途に合わせて選んでください。
Miro連携でできること
Miroは、広いホワイトボードに付箋や図を自由に置ける、チーム作業に強いツールです。Notionとの連携も用意されていて、Miroのボードを共有リンクからNotionページに埋め込めば、Notion上でボードを見ながら作業できます。
複数人でのブレストや、大きな図を共有したい場面ではMiroが向いています。ただ、Miroはあくまで「図を描くキャンバス」で、ノート一つひとつを深く書き込む用途には向きません。マインドマップというより、発散のための大きな作業台と考えるとしっくりきます。
Heptabase:カードを並べて線でつなぐことに特化した本命
放射状にマインドマップを組みたいなら、Heptabaseがいちばんの候補です。カードを無限のホワイトボード上に自由に配置し、線でつないで構造化する——これがネイティブ機能として最初から備わっているツールだからです。
Heptabaseの各カードは、Notionのページと同じようにしっかり書き込めるメモです。放射状に広げながら、一つひとつの枝に中身を持たせられる。Notionでできなかった「放射状に配置する」と「深掘りする」を、両立できる設計になっています。
Notionで放射状に配置できず、動作の重さで手が止まっていた私が、Heptabaseで同じことを試したら数分でできてしまいました。カードを置いて線でつなぐだけなので、頭の中の広がりをそのまま画面に写せる感覚です。
料金は年払いで月8.99ドルからで、7日間の無料トライアルがあります。買い切りではなく月額なので万人向けとは言いませんが、放射状の発散を日常的にやる人なら、遠回りをやめる価値は十分にあると感じました。
Heptabaseの機能や向き不向きは、公式サイトの無料トライアルで実際に触ってみるのが早いです。Heptabaseの無料トライアルはこちらから確認できます。
なお「Notion自体を手放すか迷っている」段階なら、Notion 代替で後悔しないための判断軸もあわせて読むと、乗り換えの是非を整理できます。
Notionのマインドマップについてよくある質問
Notionでマインドマップを作るときに、検索でよく見かける疑問に答えます。連携やAI、エクスポートなど、実際に試すうえでつまずきやすい点を中心にまとめました。
XMindやMindMeisterと連携できますか?
できます。専用ツールの共有リンクをNotionに埋め込む形で連携します。
XMindなら「Share to web」でWeb共有リンクを発行し、Notionのページで /embed と入力して貼り付ければ、ページ内にマインドマップが表示されます。MindMeisterも共有メニューからリンクを取得して貼り付けますが、表示形式はプランや設定で変わるため、実際の見え方は自分の環境で確認するのが確実です。ただし編集は各ツール側で行うため、Notion内だけで完結するわけではない点は理解しておきましょう。
Notion AIでマインドマップは自動生成できますか?
部分的にできますが、2026年時点では発展途上です。
2026年3月から、Notion AIで図やダイアグラムを生成できるようになりました。ただしこの機能はBusinessプランとEnterpriseプランでしか使えず、無料・Plusプランの個人には手が届きません。私が試した範囲では、AIにMermaid記法を書かせてマインドマップの下地を作る使い方が現実的でした。放射状に自由配置する用途には、まだ向いていません。
おすすめのテンプレートはありますか?
公式のテンプレートギャラリーで配布されているものが手軽です。
Notion公式サイトのテンプレートギャラリーで「mindmap」と検索すると、データベースやトグルを使ったマインドマップ風のテンプレートが見つかります。ただ、テンプレートを使っても放射状に広がる図になるわけではなく、あくまで階層を整理しやすくする土台です。ゼロから組む手間を省きたいときの出発点として使うのがよいでしょう。
オフラインで編集できますか?
基本的にオンライン前提で、オフライン編集は限定的です。
Notionはクラウド同期を前提としたツールで、オフラインでの編集には制限があります。特にMermaidの図の生成や外部ツールの埋め込みは、ネット接続がないと正しく表示されないことがあります。移動中など通信が不安定な環境で使う予定なら、この点は事前に想定しておくと安心です。
画像としてエクスポートできますか?
方法によって異なり、外部ツール連携なら画像出力しやすいです。
データベースやMermaidで作ったものをそのまま高品質な画像として書き出すのは得意ではありません。一方、XMindやWhimsicalなどの外部ツールで作った図は、各ツール側からPNGなどの画像でエクスポートできます。図を資料や記事に貼りたい場合は、外部ツールで作って書き出すほうが、思いどおりの見た目になりやすいです。
Notionでマインドマップを作るのは正直遠回りです。カードを並べて線でつなぐことに特化したHeptabaseなら、同じことが数分でできます。
※紹介リンクを含みます
Notionでマインドマップは作れる。でも割り切りが肝
Notionでマインドマップは作れます。データベース・Mermaid・外部ツール連携の3つで、階層の整理なら十分実用的です。ただし放射状に自由配置する発散作業は苦手で、動作も重くなりがち。私自身、この2点で使い続けられませんでした。Notionは万能なツールですが、本格的に図解思考したいなら専用ツールが速い場面もあります。大切なのは「整理はNotion、発散は専用ツール」と用途で割り切ること。それが決まれば、遠回りに悩む時間は減ります。
あわせて読みたい記事として、マインドマップが続かない原因を知りたい方はマインドマップで思考整理する続け方、発散と収束を使い分けたい方はロジックツリーとマインドマップの使い分け、Notion自体の乗り換えを検討している方はNotion 代替の判断軸をご覧ください。
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